森ビル、「六本木ヒルズ」発電電力を東電に供給
森ビルは17日、東京・港の「六本木ヒルズ」施設内で自家発電した電力の一部を18日から東京電力に供給すると発表した。3月末まで一般家庭約1000世帯分にあたる3000~4000キロワットを24時間、有償で供給する。六本木ヒルズは施設内の電力をガスタービン発電で賄っており、電力不足の影響は直接受けていない。余剰分を供給して被災地や都市部の生活維持に寄与したいとしている。
昼間に4000キロワット、夜間3000キロワット分を送電する。現在六本木ヒルズ内で使用する電力の約1割に相当するという。既に11日の地震発生以降、商業店舗の営業時間短縮やオフィス共用部の照明を消すなど節電を始めており、発電能力に余力があることから供給を決めた。4月以降も東京電力の要望があれば続ける方針だ。
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