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石油元売り、製油所稼働率も引き上げ

石油元売り大手も対応を加速させる。出光興産は国内の全製油所の稼働率を引き上げ、JX日鉱日石エネルギーは岡山県から横浜市の製油所にガソリンを海上輸送した。輸出の停止や緊急輸入を含め、業界全体で国内消費量の3日分強に相当する140万キロリットル分を新たに確保。ガソリンや灯油などの不足が深刻になっている被災地や関東への供給を拡大する。

出光興産は千葉製油所(千葉県市原市)など全4製油所の稼働率を引き上げる。当初1~3月には80%後半の稼働率を予定していたが、フル稼働に近づけて処理能力を高める。

JXは17日、西日本の水島製油所(岡山県倉敷市)から根岸製油所(横浜市)にガソリン5000キロリットルを海上輸送した。首都圏を中心とする関東への供給量を増やすほか、ガソリンや軽油など約800キロリットルを日本海沿いの貨物鉄道で18日にも被災地向けに配送する。

コスモ石油は四日市(三重県四日市市)、坂出(香川県坂出市)の両製油所の精製能力を合計で日量8万バレル引き上げた。同22万バレルの能力を持つ千葉製油所(千葉県市原市)が被災。それ以外の製油所の能力を2割強高め製品不足に対応する。

昭和シェル石油は京浜製油所(川崎市)などから新潟市や秋田市にある石油の輸送基地にいったん海上輸送し、宮城や岩手の被災地に陸路で配送する。

石油連盟の天坊昭彦会長は17日の記者会見で、既存の製油所の稼働率引き上げ分に、緊急輸入(45万キロリットル)と輸出停止の分(65万キロリットル)を加え、「計140万キロリットルの石油製品を新たに確保した」と話した。

また国内製油所の生産量は月内にも国内需要を上回る水準まで回復するとの見通しを表明。17日には東燃ゼネラル石油の川崎製油所(川崎市)が操業を再開してフル生産に復帰し、極東石油工業の千葉製油所(千葉県市原市)も数日中に全面稼働する予定という。

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