2018年1月17日(水)

ダイムラー、インドで専用ブランド 国内勢切り崩し

2011/2/17付
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 【チェンナイ=黒沼勇史】独ダイムラーは17日、インド南部タミルナド州で同国市場専用の新ブランドトラック「バラットベンツ」を公表した。同州チェンナイ郊外で建設中の商用車工場で2012年から生産する。子会社の三菱ふそうトラック・バスも小型タイプで技術協力する。急成長する同国の商用車市場はタタ自動車など国内勢による寡占状態。ダイムラーは専用ブランドで切り崩しを狙う。

 バラットはヒンディー語でインドの意味で、ダイムラーのトラックブランドで5つ目。積載量で6~49トンと大型から小型まで生産する。三菱ふそうは小型トラックに運転席部分(キャブ)や車台の型式を提供する。

 ダイムラーの投資額は440億ルピー(約800億円)で、新工場の年産能力は3万6千台。12年までに73の専売店を設け、自前の金融サービスも始める。訪印したディーター・ツェッチェ社長は「将来は輸出もあり得る」と語った。

 現在は西部マハラシュトラ州に組み立て工場を持ちトラクターのみを生産。10年4月~11年1月のダイムラーの累計販売は121台、シェアは0.02%。同期の印商用車市場の規模は前年同期比31%増の53万4622台で、最大手タタ自が58%、マヒンドラ・アンド・マヒンドラが16%のシェアを持つなど国内勢がシェアの大半を握る。ダイムラーは20年までに市場規模が2倍に膨らむとみて現地生産と新ブランドで本格開拓する。

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