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東芝、テレビの国内生産から撤退

(更新)

東芝は17日、深谷事業所(埼玉県深谷市)での液晶テレビ生産を完全に停止したことを明らかにした。昨年7月に設計・開発とアフターサービスを主体とする拠点に衣替えしたが、一部の高級機種だけを生産していた。国内のテレビ大手は軒並み赤字に陥っており、日立製作所も国内生産からの撤退を決めた。東芝も国内生産の完全停止でテレビ事業の立て直しを急ぐ。

深谷事業所は1965年に操業を開始。テレビの主力工場だったが、最近では中国やインドネシア、エジプトなどでの海外生産や台湾企業などへの生産委託を拡充している。2011年度の深谷での生産量は大型の高級機種に限って、数百台程度まで落ち込んでいた。

昨年7月に拠点の名称を「深谷工場」から「深谷事業所」に変更。生産部門の人員をアフターサービスなどの部門に配置転換しており、雇用は維持している。

東芝のテレビ事業は11年3月期まで7四半期連続で営業黒字を維持してきたが、家電エコポイント制度の終了や昨年7月に地上デジタル放送にほぼ移行したことなどを受け、国内需要が急減。12年3月期に500億円程度の営業赤字に陥っていた。

今後は、コスト削減に加えて、中国やインドなど新興国での販売を増やすなどして、収益改善を目指す。

ソニーパナソニックなどもテレビ事業で巨額赤字を計上している。パナソニックは国内5カ所の薄型パネル生産を2カ所に集約。日立製作所は今年9月までに岐阜県の工場での自社生産終了を決めている。

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