ほしいモノは「ソーシャル・キュレーション」で探せ、米で急拡大 ネットのアルゴリズム検索はもう古い?

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2012/4/19 7:00
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米国で「ソーシャル・キュレーション」系と呼ばれるネットサービスの利用が広がっている。キュレーションとは一般的に、博物館や美術館の学芸員(キュレーター)が、専門知識をもって展示を企画し、アーティストや作品などを選択する作業を指す。ソーシャル・キュレーション系のサービスを使うと、ネット上に無数にある情報を関心のあるトピックに合わせて取捨選択し、1カ所に集められるうえ、その後ネットを通じて友人や不特定多数の閲覧者と簡単に共有できるようになる。

ソーシャル・キュレーション人気の代表格といえば、ネット上の画像の"収集と共有"を可能にした「ピンタレスト(Pinterest)」だ。子供の頃、雑誌などで見つけた写真を切り抜いて壁に貼ったり、透明のデスクマットのなかに収集したりした経験をもつ人は多いはず。同じことをネット上で可能にしたのがピンタレストだ。

ネット上で気にいった画像があったら、利用者は「ピン(選択)する」機能をクリックするだけで、ピンタレストの自分のページに画像が収容される。他人が集めた写真"集"も閲覧可能で、趣味の似た利用者がいたら、その収集活動を「フォロー(追跡)」し、そこで見かけた"いい写真"をさらに自分のページに取り込むこともできる。

この"簡単さ"と"楽しさ"が受けて、利用者が急拡大。米調査会社コムスコアによると、3月時点の米国の月間利用者数は1870万人と、半年で約10倍に増えた。

ピンタレストが画像専門の収集・共有サイトだとすると、新聞や雑誌などの記事のキュレーションを可能にしたサービスが「Snip.it(スニップ・イット)」だ。スニップとは英語で「はさみで切る」という意味で、まさに記事の切り抜き集を保存、共有できるようにしたもの。創業者ラミー・アディーブ氏によると、現在、サービス開始約半年で利用者数は1万人超。すでに日本語にも対応しており、1000人程度の利用者がいるという。

利用者は、新聞や雑誌のサイトに加え、ブログや情報サイトなどで面白い記事を見かけたら「スニップする」機能をクリックして、自分のページ上に収集していく。「政治」「ファッション」などカテゴリー別の収集が可能で、過去に集めた記事を探すのも簡単だ。

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