グリー、15歳以下月5000円 未成年ゲーム課金に上限
16~19歳は1万円
交流サイト(SNS)大手のグリーは4月から、未成年の利用者がゲーム内で1カ月に使える金額に上限を設定する。利用者が設定した金額に達した際は、利用状況を通知したり、開発会社にゲームで使用するアイテムの購入時に画面上で注意を喚起する仕組みを導入するよう求めたりすることで、適正な利用環境づくりを進める。
4月から15歳以下のユーザーは課金の上限を月間5000円、16~19歳は1万円に設定する。問題化しているのは、無料で遊べるゲーム内で使うアイテムを有料で販売するグリーの「アイテム課金」。料金体系の仕組みを知らないまま子供が利用して多額の請求を受けるなどの事例が報告されており、未成年ユーザーが適切にゲームを楽しめるように改善する。
さらに「リアル・マネー・トレード(RMT)」の規制も強化する。ゲーム上で使うアイテムを現金化するRMTは規約でも禁止されているが、自社ゲームで不正に複製したアイテムをネット上で販売する事態が発生したのを受けた施策。これまでもRMTを確認した場合は利用を停止するなどの処分をしてきたが、ゲーム会社や関連団体に協力を呼びかけて、対応を強化する。
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