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関電、大飯原発1号機停止へ 復旧時期のメド立たず

出力の3.8%、関西で電力需給一段と厳しく

(更新)
関電は大飯原発1号機の原子炉を16日午後に停止させると発表(テレビ東京)

関電は大飯原発1号機の原子炉を16日午後に停止させると発表(テレビ東京)

関西電力は16日、大飯原子力発電所1号機(福井県おおい町、出力117万5000キロワット)で、同日午後に原子炉を手動停止させると発表した。15日夜に緊急冷却用のホウ酸水をためる「蓄圧タンク」の圧力が保安規定の制限値を下回ったため、原子炉を止め原因を調べる。復旧時期のメドは立っておらず、関西地区の電力需給は一段と逼迫しそうだ。

放射能漏れはないという。大飯1号機の出力は関電が7月末に想定していた供給能力全体の3.8%にあたる。停止により7月中に関電の全原発11基中7基が稼働しない状況となる。想定する最大電力需要に対して7月末の供給能力は5%不足する見通しだ。

大飯1号機は東日本大震災の発生直前に再起動した。定期検査の最終段階として最大出力で発電をしながら設備を確認する通常1カ月程度の「調整運転」を、4カ月続けてきた。現時点では配管などの外観に異常は確認されておらず、タンクの安全弁が誤作動した可能性が考えられるという。

関電は7月末時点の供給能力を当初3100万キロワットと見込んでいたが、2983万キロワットに低下する。関電は他の電力会社に対し電力融通を要請するなどして供給上積みを目指す。利用者に対しては引き続き昨夏比15%の節電に協力を求める。

福井県は大飯1号機のトラブルについて16日記者会見を開き、「関西電力に原因究明だけでは再起動はできないと伝えた」(安全環境部)と明らかにした。同県は関電の定期検査中の4基の原発について「国が新たな安全基準などを示すことが必要」として、再起動を認めていない。

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