2019年1月21日(月)

トリプルA企業、国内不在に R&Iがトヨタ格下げ

2012/2/15付
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格付投資情報センター(R&I)は15日、トヨタ自動車本体を含めグループ3社の格付けを最上級のトリプルAからダブルAプラスに1段階引き下げたと発表した。円高や海外企業との競合で収益力が低下、「トリプルAに見合う収益力を取り戻すのに時間がかかる」としている。今回の格下げでR&IがトリプルA格を付ける国内企業が消えたことになる。

R&Iが今回、格下げしたのはトヨタ、デンソー、トヨタファイナンスの3社。トヨタはR&Iの前身である日本公社債研究所から1987年にトリプルAに格付けされており、初の格下げ。R&Iは円高の影響や独フォルクスワーゲンなど海外勢との競争激化を理由にあげている。

格付けは投資家が企業の社債に投資する際に目安にする。今回の格下げで資金調達に影響が出る可能性がある。R&Iは今後の格付けの見通しは「安定的」とした。米スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)はトヨタの格付けをダブルAマイナス、ムーディーズ・ジャパンもAa3(ダブルAマイナスに相当)としている。

R&Iは日本インベスターズサービスと統合し発足した1998年4月時点で日立製作所パナソニックなど事業会社29社にトリプルAを付けていたが、その後は減少、今回初めてトリプルA企業が消えた。

S&Pによると世界の事業会社(公益企業を含む)でトリプルAは16社と世界的にも減少傾向という。

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