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ジェットスター、営業赤字90億円 LCC3社の決算出そろう

国内の格安航空会社(LCC)3社の初年度決算が出そろった。ジェットスター・ジャパンが90億円の営業赤字になったほか、エアアジア・ジャパンも33億円の営業赤字となった。一方、ピーチ・アビエーションの営業赤字は9億円にとどまり、成田空港を拠点とするジェットスターとエアアジアの苦戦ぶりが業績面でも鮮明となった。

15日の官報に掲載されたジェットスター・ジャパンの2013年6月期決算公告によると、売上高は128億円、最終赤字は88億円だった。

キャンペーンなどで安い運賃を提供したが、成田は都心から遠く国内線利用者が伸び悩んだ。整備上の不備で関西空港を拠点とした路線展開ができなかったこともあり、機材稼働率が高まらず、固定費負担がかさみ損失が膨らんだ。

エアアジアも成田からの国内線利用率が低迷。ネット予約の使い勝手の悪さなどで利用者が定着せず、36億円の最終赤字となった。

一方、ピーチ・アビエーションの売上高は143億円と機材数が多いジェットスターを上回った。成田に比べ混雑が少ない関西空港の利点を生かし、機材稼働で高水準を維持。国内外で知名度が浸透し利用率も78%(12年3月~13年3月)と想定を上回った。14年3月期は営業黒字が視野に入る。

国内参入2年目で、成田を拠点とするLCC2社は巻き返しを目指す。機体整備関連で9日に国土交通省から2度目の厳重注意を受けたジェットスターは安全面で万全な体制の構築を急ぐ。整備面での信頼性を高め、早期に関西空港の拠点化で国交省から許可を得たい考えだ。国際線にも進出することで機材の稼働を高める。

エアアジア・ジャパンはバニラ・エアに社名を変更。エアアジアとの合弁からANAホールディングスの100%子会社として、12月20日から国際線中心のLCCとして再出発する。国際線拠点空港の成田の特性を生かし、国内線の比重を落とし単価の高い国際線に注力することで3年以内の営業黒字化を目指す。

成田空港もLCCを支援するため、早朝出発の多いLCC利用者向け中心に駐車場の割引制度を設けた。LCCの早朝便利用に多い空港での宿泊者に配慮して24時間営業のコンビニエンスストアも開設。成田組LCCを軌道に乗せるサポートに力を入れている。

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