違法ダウンロード、罰金最大200万円 法案成立へ

2012/6/15付
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 インターネットに違法投稿された音楽や映像などをダウンロードする行為が罰則の対象となる法案が今通常国会で成立する見通しとなった。10月1日にも施行する予定。「海賊版」と知りつつパソコンやスマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)に取り込むと2年以下の懲役や200万円以下の罰金が科せられる。

 海賊版についてはアップロード、ダウンロードともに違法。しかし罰則があるのはアップロードだけだった。今回の著作権法改正でダウンロードも罰則の対象となるのは、違法に投稿された楽曲を手軽に入手できる悪質なスマホ向けアプリ(応用ソフト)が普及していることが背景にある。

 日本レコード協会によると楽曲が違法にダウンロードされる件数は年間43.6億件。正規の音楽配信サービスの10倍にのぼり、6683億円の損失があるという。オリコンの今年2月の調査ではアンケート回答者の17.4%が違法ダウンロードの経験があると答えた。

 海外でも違法ダウンロードに罰則を設けているケースがある。米国では1年以下の禁錮または10万ドル(約790万円)以下の罰金。フランスは3年以内の禁錮または30万ユーロ(約3000万円)以下の罰金と、米国よりも厳しい。

 もっとも実際に違法ダウンロードをした利用者を処罰するのは難しい。罰則の対象は録画や録音したソフトが海賊版であることを認識していた場合に限られるからだ。

 一方、業界団体や著作権管理団体がお墨付きを与えているサイトからのダウンロードは適法。例えば日本レコード協会は音楽の利用を許可したサイトには「エルマーク」を表示しており、同サイトから楽曲を取り込むことに問題はない。

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