栄光、Z会の増進会に割当増資 さなるから買収防衛か

2010/10/15付
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学習塾の栄光は15日、通信教育大手、Z会を持つ増進会出版社(静岡県長泉町)を引受先とする11億4300万円の第三者割当増資を実施すると発表した。増進会の栄光への出資比率(発行済み株式数ベース)は現在の16%から27.52%に高まる。中部地区を中心に約280の学習塾を運営する、さなる(東京・新宿)が9月に栄光の筆頭株主となっており、買収防衛的な意味があるとみられる。

増進会は栄光と2009年12月に資本業務提携している。栄光は11月15日に1株381円で300万株を発行、調達した資金は英会話教材の販売拡大など英語事業の強化に充てる方針だ。

さなるは栄光の創業者の資産管理会社で栄光株の25.94%を保有していた信和管財を9月に買収。別に買い取った分を含めグループで32.18%を手に入れ、栄光側に指導ノウハウの共有などを求めていた。今回の増資でさなるの比率は27.76%に下がり、増進会が0.24ポイント差まで迫る。

栄光は「増資は必要資金から逆算したので、さなるの出資とは関係がない」(グループ統括室)としている。

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