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自動運転で安全競う ITS世界会議開幕

ホンダが開発車公開

(更新)
高度道路交通システムの普及をめざす「ITS世界会議東京2013」が15日開幕。各社が展示を繰り広げた(東京都江東区)

高度道路交通システム(ITS)の活用を推進する「ITS世界会議 東京2013」が開幕した。ホンダは開発中の自動運転車を初めて公開。トヨタ自動車も高速道路で自動運転車の走行デモを実施する。同会議の日本での開催は9年ぶり。自動車メーカーにとって「究極の安全技術」といわれる自動運転が環境技術や新興国戦略に次ぐ競争軸になってきた。

今会議は18日まで開かれる。世界60カ国以上の自動車メーカー、部品メーカー関係者8000人以上が参加。主に交通に関わる各国の問題や、ITSの活用に向けた課題などを議論する。15日の開幕セレモニーで日本自動車工業会の豊田章男会長は「交通渋滞の緩和にもつながるITSを日本だけではなく、新興国でも普及させたい」と語った。

15日には東京ビッグサイト(東京・江東)で自動車各社による展示が始まったが、台風26号が接近しているため、同日午後の実演走行は中止となった。

ホンダは会場に用意した屋外展示場で、新型の「フィット」をベースに開発した自動運転車を公開した。車載カメラと歩行者のスマートフォン(スマホ)に内蔵したアプリケーションが連携して衝突などの危険を察知したら自動停止する仕組み。

自動運転車が無人で空きスペースに入る駐車技術も披露。駐車場に設置された監視カメラの画像データを活用し、正確に車を駐車する。

トヨタは高速道路を使った自動運転車の走行デモを実施する。レーダーやカメラで車線や前方の車など周囲の情報を把握。車線の逸脱や衝突を回避する。また車同士が無線通信することで、前方の車と同じタイミングで加減速することが可能になる。渋滞緩和としても有望視されている。

日産自動車電気自動車(EV)「リーフ」をベースに開発した自動運転車や、ブレーキとアクセルの踏み間違いによる衝突を防ぐ技術などを公開した。

自動運転車の実用化に向けては、日米欧の自動車メーカーや部品メーカーなどの開発競争が激化している。米グーグルなどのIT(情報技術)企業も力を入れているが、ITSを活用した自動運転技術では日本勢が先行している。世界各国に日本の技術力をアピールし、同分野での主導権獲得を狙う。

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