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IHI、藻類燃料開発で安定培養に成功 生産コストの試算半減

IHIは14日、航空機用の次世代バイオ燃料として期待される微細藻類を使った燃料開発で、屋外での藻類の安定培養に成功したと発表した。品種改良した藻類が高濃度のまま増殖することを確認。生産コストの試算を従来の1リットルあたり千円から同500円に引き下げた。実用化目標の2020年までに、従来燃料と同等の価格競争力を持つ同100円以下を目指す。

藻類燃料開発の最大の課題は量産化で、雑菌や他の微生物が入り込む悪条件下でも大量培養を実現することが不可欠。子会社のIHIネオジーアルジ(川崎市)が屋根などのない完全な屋外のプラントで、微細藻類(ボトリオコッカス)を半年間以上、安定的に培養することに成功、量産化に道筋を付けた。生産する燃料は藻の油の意味で「モブラ」の名称にする。

今後は試験規模を20倍以上に拡大し、数千平方メートル規模での屋外試験プラントで検証する。水処理用のコスト削減が大きな課題となる。

日本の藻類燃料開発ではIHI系のほか、JX日鉱日石エネルギー、デンソーの3つの企業連合が競合する。実用化目標はいずれも2020年。各社ともジェット燃料への用途を見込む。使用する藻類はそれぞれ異なり、IHIが使う通称「榎本藻」は品種改良技術に基づく増殖スピードの速さが特徴となる。

IHI試算によると、藻類燃料の世界市場は20年には自動車向けなども含め年8千億円になる見通し。

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