難病薬、ファンド資金で開発加速 第一三共

2013/2/14付
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 筋ジストロフィー症の治療薬を開発する新会社の設立で合意した第一三共の中山譲治社長と産業革新機構の能見公一社長は14日に記者会見し、投資ファンドの資金が難病治療薬の開発を加速させられると強調した。

 第一三共は3月に新会社を設立し、革新機構が最大16億5千万円を出資。三菱UFJキャピタルも出資する。2020年にデュシェンヌ型と呼ばれる筋ジスの治療薬の製造販売承認を取得するのが目標だ。

 企業が新薬候補の開発に投資するには、成功確率や発売後の収益性などを見極める力が必要。ただ難病薬は比較する薬が少なく、どれだけの資金を使うかなどの判断が難しい。中山社長は「失敗確率が高い開発初期段階の資金を革新機構などが出すことで、開発に踏み出せた」と述べた。

 従来の医薬品でもリスクを分散する事例はある。アステラス製薬は新薬候補を米国企業に売却した際、日本で提携先を探す場合にはアステラスが最初に交渉すると契約。エーザイは自社の新薬候補の開発費用を米国企業が負担し、成功すれば報酬を払う契約を結んだ。

 難病薬の開発はよりリスクが高いが、革新機構が参画すれば新薬開発の知識が少ない民間ファンドなども資金を入れやすくなる。能見社長は「ベンチャーキャピタルなどのリスクマネーをこの世界に巻き込むことが大事」と語り、今後も民間ファンドなどと連携していく考えを示した。

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