2019年5月24日(金)

燃料電池バスから電力供給、トヨタが実証実験

2013/11/14付
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トヨタ自動車は14日、燃料電池バスから電力を家電製品に供給する実証実験を愛知県豊田市内で公開した。バスに搭載される大型の燃料電池では水素と酸素を反応させて電気を取り出すことができ、災害時の避難所への電力供給などを想定している。供給量は一般家庭で約40日分、学校体育館の照明で約5日分に相当する。トヨタによると、燃料電池バスを使った実証実験は世界初という。

燃料電池バスの走行用の電池から電気配線を通じ、照明やヒーター、テレビなどの家電へ順次給電した。バスの水素搭載量は約20キログラムで、燃料電池車に比べて4~5倍程度の電力供給が可能だ。通常は路線バス、災害時には非常電源としての活用が期待されている。

燃料電池バスは、トヨタと日野自動車が共同で、最大出力9.8キロワット、連続約50時間の供給能力を目標に開発している。発電効率の向上やコスト削減などの課題を抱える。2014年度にかけて実証実験を実施し、16年度の販売を目指す。

また、豊田自動織機やデンソーが、バスで発電した直流電力を、家電などで使用する交流電力に変換する外部給電装置を開発した。

実証実験に出席した豊田市の太田稔彦市長は「被災地で重要な役割を担うことになるだろう。豊田市にも重要な実験だ」と語った。

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