エア・ウォーター、野菜飲料会社を買収
産業用ガスのエア・ウォーターは14日、野菜飲料をつくるゴールドパック(東京・渋谷)を買収し、子会社にすると発表した。エア・ウォーターは子会社が野菜の卸売りや加工を手掛けており飲料の材料を供給するなどして相乗効果を高める。
エア・ウォーターが9月28日付で丸紅系のアイ・シグマ事業支援ファンドからゴールドパックの全株式を取得する。買収額は公表していない。
ゴールドパックは大手食品メーカーの委託を受けて野菜飲料や果実飲料を製造している。一方、エア・ウォーターは事業多角化の一環としてトマト栽培や物流事業を手掛け、今回の買収で野菜栽培から飲料製造、物流までの体制が整う。
ゴールドパックはジャスダックに上場していたが、アイ・シグマがTOB(株式公開買い付け)をかけ、2011年7月に上場を廃止した。12年1月期の売上高は396億円、純利益は9億円だった。
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