2017年11月23日(木)

スズキ会長「放置すると経営の足かせに」 VWと提携解消

(1/4ページ)
2011/9/12付
保存
共有
印刷
その他

 スズキは12日、独フォルクスワーゲン(VW)との業務提携と資本関係を解消すると発表した。記者会見での主なやりとりは以下の通り。

■鈴木修会長兼社長の冒頭発言

VWとの提携解消について記者会見するスズキの鈴木修会長兼社長(12日、東京都千代田区)

VWとの提携解消について記者会見するスズキの鈴木修会長兼社長(12日、東京都千代田区)

 「提携から1年9カ月。VWを『家庭教師』として技術供与を受け、環境車の開発を加速することが最大の目標だった。出資受け入れは先方から技術協力のために一定の資本関係を求められたためで、スズキは『受け身』の立場。財政的な問題もなかった。提携関係は事実上滞ることが多く、困難だった。19.8%のマイナーな出資比率ではスズキの期待した技術移転の効果が得られない」

 「VWが今年3月の前年度の決算報告で影響力を与えられる会社としてスズキを位置付けたことに大変驚いた。フェルディナント・ピエヒ会長もマルティン・ヴィンターコーン社長も出ていた提携記者会見で『連結に影響しない』ということは確認していた。ヴィンターコーン社長は『スズキが言った通り』だと語っていた。私の経営哲学である『自主独立』を理解してもらっていたはずだが、だんだんおかしくなり、相いれないことが分かってきた。このまま放置するとスズキの経営の足かせとなる」

 「7月28日にカール・ハーン元社長が来日した。20年前にVWとスペインで小型車を一緒につくるプロジェクトをやっていた時の社長だ。なぜこうなったか非常に和やかな雰囲気で4時間黙って聞いていた。彼が大学ノートに書き取ったメモは13ページに及んだ」

 「だが、その翌日の29日に1~6月の中間決算で財務担当役員がスズキとの関係見直しを表明した。ハーン氏の報告を反映した上でのものと受け止めた」

 「業務提携を解消する以上、スズキ株の返還を求める。相互に相手の言い分に基づいて処理する。資本提携していない他の自動車メーカーともOEM(相手先ブランドによる生産)供給などで仲良くやっている。今後も対等にやれると思っている。深入りした後で経営哲学が対立するよりも早く(提携解消になっ)て良かった」

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ

企業・業界をもっと詳しく

企業がわかる。業界がみえる。ニュースとデータをまとめてチェック!



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報