富士フイルム、液晶パネル材生産効率化 20億円投資

2013/4/12付
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富士フイルムは12日、液晶パネル材料を生産する富士フイルム九州(熊本県菊陽町)の生産を効率化すると発表した。生産技術部門を新設して技術者など26人を常駐させるほか、約20億円を投じてラインを改造する。薄型テレビやスマートフォン(スマホ)関連材料の需要が多様化しているのに迅速に対応できる体制を整える。

同社は液晶パネルの偏光板に組み込む保護フィルム「フジタック」で世界シェアの70%超を持つ。富士フイルム九州のほか、神奈川、静岡県内の工場でフィルムを生産しており、九州の生産量は全社の約55%を占める。生産技術に精通した技術者を常駐させることで、高付加価値製品の歩留まりを向上させる。

液晶パネルは発光ダイオード(LED)を使ったバックライトの光を偏光板やカラーフィルターを通して映像を表示する。テレビやスマホなどに使う液晶パネルは各メーカーによって製造方法が異なり、偏光板の表裏にはりつける保護フィルムも仕様に応じて性能を変える必要がある。九州で生産するスマホ向けの保護フィルムは顧客からの改善要望も多いことから、迅速に生産状況を変更できる体制にする。

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