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縮小するパソコン市場 世界の出荷、2ケタ減続く

世界のパソコン市場の縮小が続いている。米調査会社のIDCは2013年4~6月期の世界のパソコン出荷台数が前年同期比11.4%減の7563万台だったと発表した。タブレット(多機能携帯端末)やスマートフォン(スマホ)などに押され、2四半期連続の2ケタ減となった。減少幅は過去最大だった1~3月(13.9%減)より縮まったが、上位5社すべてが出荷台数で前年同期を割り込んだ。

IDC調査で初の世界首位となった中国レノボ・グループ、2位の米ヒューレット・パッカード(HP)、3位の米デルはいずれもシェアを伸ばした。米国のパソコン市場は前年同期比1.9%減と全体に比べれば減少幅が小さい。法人需要の回復が支えており、有力企業を顧客に抱える3社にとっては追い風となったようだ。

一方、4位、5位は台湾のエイサーとエイスースで、割安な価格や斬新なデザインを強みにシェアを高めてきた。4~6月期に2社ともにシェアを落としたのは個人向けが中心で、タブレットなどとの競争が激しくなったためだ。

日本勢はいずれも6位以下に沈んでいる。東芝やソニーが国内外で、画面を取り外すことなどでタブレットのように使える戦略機種を発売。ただ、台湾メーカーなどの低価格品に押されており、今年夏からの販売回復も容易ではなさそうだ。

パソコン商戦では目玉とされた米マイクロソフトの基本ソフト(OS)「ウィンドウズ8」を搭載した製品が苦戦。同社は改良版の「8.1」を年内にリリースする。ユーザーから使いにくいなどと不満の声が上がっており、早期にテコ入れに動いた。各社が期待する薄型・軽量なノートパソコン「ウルトラブック」も割高さからヒット商品がほとんど出ていない。

パソコン業界では「(パソコンの)買い替えサイクルが伸びている」との声もあるが、新製品への買い替えを促す魅力を打ち出せない以上、当面底入れは難しそうだ。

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