ソニーのテレビ事業、新商品で黒字なるか

2013/4/11付
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ソニーは11日、液晶テレビ「ブラビア」の夏商戦向けの新商品10機種を発表した。同社のテレビ事業は2005年3月期から9期連続の営業赤字に陥るが、構造改革で13年3月期の赤字幅を前の期の半分に圧縮したことも同時に明らかにした。今期は機種を前期の3分の2に絞り込むとともに、高精細が特徴の「4K」機種の投入でテレビ事業の再生を狙う。

ソニーはフルハイビジョンの4倍の解像度をもつ「4K」テレビに55型、65型を追加すると発表した

ソニーはフルハイビジョンの4倍の解像度をもつ「4K」テレビに55型、65型を追加すると発表した

「大幅な構造改革は昨年度に完了した」。ソニーでテレビ事業を担当する今村昌志・業務執行役員SVPは記者会見で強調した。同社のテレビ事業は12年3月期に1480億円の営業赤字を計上。韓国サムスン電子との液晶合弁解消などによる固定費削減に加え、販売機種の絞り込みに取り組んできた。

この結果、13年3月期の営業赤字は「半減の目標を達成できた」(今村業務執行役員)。固定費や運営コストの削減は前期途中から始まったプロジェクトもあり、今期は1年間通して効果が出る見通しだという。

夏商戦で販売するモデルは昨年秋に発表した84型の4K機種も含め11機種に絞り込んだ。ピーク時の11年の夏商戦では31機種に達したが、前期は17機種に削減。今年の夏商戦では22型と26型の販売を取りやめることで一層の削減に踏み込んだ。

ソニー幹部によると、今期に削減する赤字の3分の2は高付加価値製品の販売による利益率向上や販売台数の積み上げで実現する計画。今期の販売目標は明らかにしなかったが、今村業務執行役員は「単純に数を追うだけでなく、商品の付加価値を高めて黒字を達成する」としている。

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