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口蹄疫治療薬開発へ 富山化学工業

2年後をめどに承認申請

富士フイルムホールディングス子会社の富山化学工業は、家畜伝染病の口蹄疫(こうていえき)の治療薬の開発に乗り出す。ウイルスの増殖を防ぐ効果を持つ新薬候補の化合物は開発済み。宮崎県での感染拡大を受け、近く本格的な動物実験を開始する。農林水産省に2年後をめどに承認申請し、早ければ3年後に承認を得たい考えだ。

富山化学が開発済みの化合物は「T-1105」(物質名)で、同社が臨床試験を進めているインフルエンザ治療薬「T-705」の類似物質という。口蹄疫ウイルスを接種した6頭の豚を対象にした2005年の実験では、T-1105を投与した4頭は発症せず、投与しなかった2頭は2日後に発症したという。

同社は新薬開発に先行して、新薬候補物質を使った抗ウイルス粉末剤を試験的に生産した。豚のウイルス増殖を阻害する効果があるといい、感染拡大防止のための緊急避難策として、農水省から要請があれば粉末剤を供給するという。

口蹄疫は感染力が強く、牛はウイルスが少なくても感染する。豚は牛の1000倍ほどのウイルスを排出すると言われる。ワクチン接種と殺処分による封じ込め策にもかかわらず、宮崎県では全県規模で感染が拡大している。富山化学は今後の口蹄疫の流行を防ぐため、治療薬の開発が不可欠と判断した。

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