2019年1月24日(木)

トヨタ、高速道路を自動運転 2010年代半ばの実用化目指す

2013/10/11付
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トヨタ自動車は高速道路での安全運転を支援する自動運転システムを開発した。白線などをもとに走るべき最適コースを予測し、ブレーキやハンドルを自動で操作。先行車の速度やブレーキを踏むタイミングも無線通信で把握し不要な加減速を極力減らす。自動運転車は日産自動車や米ゼネラル・モーターズ(GM)なども実用化にむけて開発を急いでいる。トヨタも2010年代半ばの実用化を目指す。

このほど、首都高速道路を実際に自動走行する試験車両を日本で初めて公開した。国土交通省の承認を得て2年前から公道試験を実施してきた。今回の首都高での公開運転もドライバーが運転席に座りいつでも操作するという条件で実施した。

これまでの車両は直線の車線をはみ出しそうになった場合に走行コースを修正するだけだったが、今回のトヨタの自動運転車はきついカーブや渋滞時でも自動走行できるようにした。運転席上部のカメラと車両前部のミリ波レーダーで道路の白線や前方車両の走行軌跡を検知。道が車で混雑して目の前の白線が見えづらくても車線内で最適な走行位置を割り出せる。

また、無線技術も活用した。総務省が車専用に割り当てた無線の周波数帯を使い、前後の車を無線でつないで走行情報を互いにやりとりする。前の車の速度やブレーキ動作を瞬時に把握し、アクセルとブレーキを同じタイミングで操作しながらきめ細かく車間距離を保てるようにした。

これまではレーダーやセンサーで前方の車両を認識していた。トヨタは無線技術と連動させて追突防止だけでなく、車間距離をスムーズに調整できるようにした。不必要な加減速をなくし、プロ並みに走行できるようにし燃費性能の向上にもつなげる。トヨタと同じ無線技術を採用する車が増えないと普及しないため「業界で通信機の標準化を進めたい」(吉田守孝常務役員)考えだ。

国内では日産が2020年までに自動運転車の市販化を表明。海外でもGMが17年をめどに高速道路に限定した自動運転車の実用化を目指している。米グーグルも3年前から公道実験を開始、30万マイル(約48万キロメートル)を自動運転で走行するなど異業種からの参入もある。

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