MRIの騒音を大幅軽減 GEヘルスケアが技術開発

2013/9/10付
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GEヘルスケア・ジャパン(東京都日野市)は10日、脳の検査などに使う磁気共鳴画像装置(MRI)で、騒音を大幅に軽減する技術を開発したと発表した。従来のMRIは検査時に大きな騒音がしていた。高齢者や小児の検査時の負担を軽減できるという。

同技術を搭載したMRIを18日に発売する。13億円と23億円の機種がある。MRIは強い磁場と電波を利用し、体内の臓器を精細に観察する医療機器。装置内のコイルが振動するため、検査中は工事現場のような音が生じ、地下鉄やガード下の音量に相当する100デシベル以上に達することもある。

GEはハードウエアを改良し、新たなソフトウエアも採用した。電流の流し方を変えるなどしてデータの取り方を従来とは全く異なったものにし、騒音の一部をカットした。MRIの待機時の音量は人が話す程度の約60デシベルとされるが、検査時でも音量の上昇を3デシベル以下にとどめたという。

MRIは脳梗塞や脳腫瘍、整形外科などに幅広く使われ、コンピューター断層撮影装置(CT)に比べて放射線を照射しない利点もあるが、騒音の大きさが課題だった。GEの技術は現在は頭部の検査に限られているが、今後対象部位を広げる考えで、より患者に優しい医療機器を目指す。

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