2018年12月17日(月)

ローム、タイ洪水で減産額170億円に 12年3月期
工場、12月復旧へ

2011/11/9付
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ロームは9日、タイの洪水で現地工場が被災した影響により現時点で、自動車部品などの減産額が2012年3月期に170億円に達するとの見通しを明らかにした。連結営業利益は190億円の減益要因になるという。操業停止中のタイ2工場は「12月に復旧し、12年2月にはフル稼働にしたい」(沢村諭社長)とし、部品供給の早期通常化を急ぐ。

ロームはタイにナワナコン、ロジャナの2工場を持ち、大規模集積回路(LSI)などを生産している。車載用はエンジンやパネルなどの電源用IC、カーオーディオやカーナビ用LSI、トランジスタやコンデンサーなど。生産比率は全体の3分の1(金額ベース)を占めるが、洪水による浸水で操業を停止。日本の自動車メーカーの生産にも影響を及ぼしている。

ロームは10月末からフィリピンや韓国の自社工場のほか、国内の協力工場にも代替生産を依頼し、供給回復を急いでいる。代替生産とタイ工場の復旧を合わせた生産量が従来と同水準に戻るのは来年3月になる見通しだ。

東日本大震災では、ルネサスエレクトロニクスの操業停止でマイコンが不足し、世界の自動車メーカーの生産に影響した。

ロームはルネサスのように高いシェアを持つ部品は少ないものの、トヨタ自動車やホンダなど国内自動車メーカーを中心に仕様を変えた特注品を請け負う。汎用品と違い、特別な仕様の部品では他に代替生産できるところがなく、一部に品不足に陥っているものがあるとみられる。

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