牛丼値下げ競争で明暗 好調のすき家・松屋、吉野家は苦戦
7月既存店売上高

2010/8/9付
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牛丼チェーンの7月の売上高が9日までに出そろった。ゼンショーが運営する「すき家」と松屋フーズは、期間限定の値下げ効果が出て、既存店ベースでそれぞれ6カ月、4カ月連続で前年実績を上回った。一方、吉野家も値下げ期間中は好調だったが、それ以外の落ち込みをカバーできずに減収が続いている。

7月の既存店売上高は、すき家が前年同月比30.0%増と大きく伸びた。上旬に約1割の店で、下旬には全店で牛丼(並盛り)の価格を30円下げ250円としたほか、通常でも280円と大手で一番安い価格が消費者の支持を集めた。松屋フーズも5.3%増と堅調。同社も7月上旬と下旬にほぼ全店で牛めし並盛りを通常より70円安い250円にした値下げ戦略が奏功した。

一方、吉野家は10.8%減と苦戦。期間限定で牛丼並盛りを通常より110円安い270円で販売した7月28日以降は前年同期に比べ売上高が6~7割増えたが、通常価格(380円)の期間中の客数減を補えなかった。

消費者の牛丼に対する低価格志向が改めて浮き彫りとなったといえる。7月の営業結果を受けた吉野家の今後の価格戦略が注目されそうだ。

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