鹿児島に時価1300億円の金鉱床発見 住友鉱

2012/10/9付
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住友金属鉱山は9日、菱刈鉱山(鹿児島県伊佐市)に新たな金の鉱床を確認し、2018年から採掘を始めると発表した。埋蔵量は約30トン(時価約1300億円相当)の見通し。菱刈は国内の金産出量の9割以上を占める鉱山。技術者養成の場としての機能を兼ね、年7.5トンの採掘量を維持し長期的に安定操業する考えという。

新鉱床はこれまでに採掘していた場所よりも深い場所にある。採掘に関する総投資額は約32億円を計画。11月から進める工事では新坑道の掘削のほか、地下の温泉水をくみ上げるためのポンプ設備などの整備を始める。

菱刈鉱山は1985年に採掘を開始し、これまでに約200トンの金を産出した。同鉱山では鉱石中に含まれる金の含有量が一般的な鉱山の約8倍と高いのが特徴。埋蔵量は調査が終了しているものだけで約150トン。今回の新鉱床発見により埋蔵量は180トン規模にまで増える見通しだ。国際的な金相場は上昇基調で推移しており、安定的な収益確保につなげる。

菱刈鉱山は国内に残る数少ない鉱山の1つ。住友金属鉱山は国内で育成した人材を今後、海外での鉱山開発に生かしていく方針だ。資源開発会社ではノウハウ伝承などを狙って石油資源開発などが国内の油ガス田開発を強化する動きもある。

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