三菱系ファンド、成城石井の買収を発表 三菱商事と連携

2011/3/8付
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三菱系の投資ファンド、丸の内キャピタル(東京・千代田)は8日、高級スーパーの成城石井(横浜市)の事業をレックス・ホールディングスから買収すると発表した。買収額は非公表だが400億円超とみられる。成城石井は丸の内キャピタルに出資する三菱商事のノウハウを活用し、海外進出など新たな成長戦略を探る。

5月末をめどに、丸の内キャピタルが100%出資して設立する新会社に成城石井の全事業を移管する。成城石井の原昭彦社長が新会社でも社長を務め、社名も成城石井とする。丸の内キャピタルは取締役を派遣する。

成城石井は当面、年10店程度の出店ペースを維持する方針で、三菱商事から新規出店の物件開発などで協力を得たい考えだ。また食品卸の菱食など三菱商事傘下の企業や、ホームセンターのジョイフル本田(茨城県土浦市)など丸の内キャピタルが出資する企業との連携も検討する。

時期は未定だが三菱商事のネットワークを生かした海外出店も視野に入れる。「東南アジアなどが候補」(成城石井の原社長)という。

成城石井は首都圏や中部、関西に約80店を展開し、連結売上高は約460億円。立地条件のいい店舗が多いうえ、営業利益率が5%台でほかの食品スーパーの2倍程度あることから、投資ファンドや大手小売業が買収に関心を示していた。

レックス・ホールディングスは2004年に成城石井を買収したが、財務体質改善のために手放す。レックスは09年、コンビニエンスストア中堅のエーエム・ピーエム・ジャパンもファミリーマートに売却。今後は焼き肉店「牛角」など外食事業に特化する。

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