ヤフー、通販サイト出店無料に 業界トップへ攻勢
オークションサイトも

2013/10/7付
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ヤフーは7日、電子商取引(EC)事業の料金体系を見直し、インターネット通販サイトとオークションサイトへの出店料を無料にすると発表した。ヤフーはネットオークションは好調だが、ネット通販は楽天やアマゾン・ドット・コムの前に苦戦気味だ。出店料を無料化してEC利用を促す一方、出店者からの広告収入を増やすことで事業拡大を狙う。

7日発表した新料金体系ではネット通販サイト「ヤフー!ショッピング」を利用して物品販売する場合、売り手側が初期費用2万1千円、月額費用2万5千円をヤフーに支払っていた。今回の見直しでこれらを無料にするほか、売上額の1.7~6.0%に設定していたロイヤルティー(販売手数料)も無料とする。オークションサイト「ヤフオク!」では月額1万8900円としていた出店料を無料にする。

ヤフーは競合他社並みの出店料、手数料を徴収していたECの無料化で、潜在的な市場を開拓する。無料化で「2桁億円の減収になる」(宮坂学社長)見通しだが、出店者がヤフーに載せる広告を増やすことで減収分を補う考えだ。「全く新しい施策で市場を活性化し、日本のEC化率を20~30%に引き上げる」(同社幹部)

経済産業省の調べでは、2012年の国内の消費者向けEC市場は前年比12.5%増の約9兆5千億円だったが、小売業・サービス業でのEC化率は3.1%にとどまっている。

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