2019年9月19日(木)

夏ボーナス、3年ぶりプラス 非製造業は減少

2010/5/8付
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日本経済新聞社が8日まとめた2010年夏のボーナス調査(中間集計)によると、平均支給額は前年に比べ2.78%増となった。新興国市場の開拓やコスト削減などが奏功し、自動車や電機など製造業の一部で回復した業績が反映した。ただ消費不況に苦しむ非製造業は3年連続のマイナス。全体水準は過去最大のマイナスとなった前年から小幅の回復にとどまっており、消費の底上げには力強さを欠きそうだ。

09年夏は17.79%減、08年夏は0.18%減でプラスに転じたのは3年ぶり。支給額は加重平均で74万4736円(37.9歳)となり、前年を4万3724円上回る。

製造業は4.55%増で05年以来となる4%台の伸びを確保した。輸出型産業の業績回復を反映した。徹底したコスト削減を収益力の回復に結びつけた自動車・部品(7.04%増)や電機(4.57%増)の伸びが目立つ。

対照的に非製造業は0.87%減。09年の3.13%減、08年の2.37%減に比べマイナス幅は縮小したが低調だった。百貨店・スーパー(7.66%減)や鉄道・バス(6.73%減)が目を引く。

ボーナスが前年より減った企業は理由に「業績」(78%)、「今後の見通しが不透明」(68%)などを挙げた。

第一生命経済研究所の永浜利広主席エコノミストは「全産業を見渡すと人件費の過剰感は解消しておらず、内需依存度が高い非製造業の回復は遅れる」と指摘。ボーナスの消費への影響は「緊縮財政が続いた"節約疲れ"の反動で財布のひもも緩みつつあるが、リーマン・ショック以前に比べると盛り上がりを欠くだろう」と分析する。

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