NTTドコモは7日、8月2、3日に発生した大規模な通信障害はNTTコミュニケーションズの国際通信設備の故障が発端となり国内の障害を誘発したと発表した。海外に回線をつなぐ設備の故障でドコモの国内通信網が不安定になり国内でも電話やデータ通信がしにくくなったという。
ドコモによるとNTTコムの国際通話交換機の故障を原因とするトラブル情報が、ドコモ側のサーバーに大量に蓄積され、回線の接続や遮断を担うサーバー処理が追いつかなくなったという。
7月25日にはメールアドレスが変更されてしまう障害もあった。どちらの障害もそれぞれソフトを更新すれば発生しなくなるという。
ドコモの岩崎文夫副社長は「システムの見直しに不十分な点があった。迷惑をかけて申し訳ない」と謝罪した。
8月2、3日に発生した障害は国内外で最大152万人が携帯電話がつながりにくくなる影響を受けた。