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孫泰蔵氏「ゲイツ、ジョブズの教えを後輩に」 2030年アジアにシリコンバレーを
編集委員 村山恵一

(1/3ページ)
2012/11/8 7:00
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 創業間もないスタートアップ企業に資金や経営ノウハウを提供する動きが日本でも加速してきた。インターネット起業家、孫泰蔵氏が社長兼最高経営責任者(CEO)をつとめるモビーダジャパン(東京・港)も担い手のひとつ。2030年までに東アジアに米シリコンバレーのようなエコシステム(生態系)をつくる――。そんな目標を掲げる孫氏に今後のシナリオなどを聞いた。

孫泰蔵・社長兼CEO(中)らモビーダジャパン幹部
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孫泰蔵・社長兼CEO(中)らモビーダジャパン幹部

 ――日本の起業の現状をどう見ますか。

 「私が20代半ばのころ、インターネットの可能性に気づいた人たちが相次いで起業した。その後2000年にはIT(情報技術)バブルがあった。これらふたつに匹敵するか上回るくらいの盛り上がりが今ある」

 「なぜか。クラウドの発達などで起業のハードルが下がったうえ、ノウハウや知識を容易に手に入れられるようになった。興味、関心さえあれば情報はネット上に山のようにある。起業イベントも増えた」

 「私はたまたま(起業に詳しい)兄や父が周りにいたので会社を興すのがどんなことか何となくわかっていたが、ふつうに大学生をやっている20代の若者なら、どうすればいいか全然わからなかっただろう」

 「今の若い子たちには、大企業に就職しても楽しくなさそうだとの思いもある。昔なら意識の高い層は、やりがいがあって力を発揮できそうないい会社、いい部署を探した。でも今は『それ、ないんじゃね』と感じている。大企業はどんどんリストラしている。だったら自分で起業しようと。そういう層は絶対数も増えていると思うが、今の起業家の方がレベルも上だ」

 ――具体的にどんなレベルですか。

 「例えば、資本政策といった言葉を知っていて理解している。初めからグローバルにサービスしたいと、英語でのプレゼンテーションもできる。海外のコンテストに出て評価され、資金調達できている人もいる。シリコンバレーの情報も私より詳しかったりする。知識、スキル、行動力がある。われわれのころは、もうけたい、一発当てたいみたいなギラギラ感、ど根性が勝っていた」

 ――ギラギラしていない今の起業家の原動力は何でしょうか。

 「彼らをドライブする(駆り立てる)のは、いい車に乗りたいとか、女の子にもてたいとかではない。世の中をよくする革命を起こしたいとか、何か矛盾を解消したいとか、社会的意義みたいなところに非常にやりがいを感じている」

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