ロボVB争奪過熱 米IT大手、日本勢に次々触手
スタートアップスinUSA(7)

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2014/4/9 3:30
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スタートアップの世界で最も注目を集めているのはロボット業界だ。米グーグル、米アマゾン・ドット・コムなど世界経済をけん引するIT(情報技術)大手が相次いでロボットベンチャーを買収。世界の有力ベンチャーキャピタル(VC)が血眼になって金の卵を探す。国境を越えた争奪戦の様相だ。

「なんだ、あのロボットは」。3月に米テキサス州オースティンで開催された「サウス・バイ・サウスウェスト(SXSW)」。スタートアップの祭典でひときわ大きな人だかりができた。

■高専発、反響呼ぶ

SXSWの展示会場でスケルトニクスの外骨格スーツが大きな注目を浴びた

SXSWの展示会場でスケルトニクスの外骨格スーツが大きな注目を浴びた

アニメに出てくるような搭乗型ロボットが操縦者の動きに合わせ、「手」や「足」を突き出す。名づけて「外骨格(パワードスーツ)」。出展したのは日本の工業高等専門学校が競う「ロボコン」で優勝した沖縄高専のメンバーで構成するスケルトニクスだ。

話題が話題を呼び、米有力紙USAトゥデー、米三大ネットワークのABCテレビが取り上げるほどの人気となった。仕掛けたのは元ACCESS共同創業者の鎌田富久(52)だ。「これほどまで反響を呼ぶとは思わなかった」と笑う。

鎌田は今、TomyK代表としてスタートアップ支援を手がけるが、日本では苦労した。東京大発のSCHAFT(シャフト)は二足歩行ができ、人と同じような作業ができる災害対応ロボットを開発、米国のコンテストで決勝戦に進む実力。

だが1台3000万円のロボット試作費の調達に国内の金融機関やメーカーから色よい返事はなし。最終的に鎌田が接触したのが米グーグル元上級副社長のアンディ・ルービンだ。

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