日立製作所、南アのストレージ販社を買収
日立製作所は5日、米子会社を通じ、南アフリカのIT(情報技術)機器販売・サービス会社であるショウデンデータシステムズ(ハウテン州)を買収することで、同社と合意したと発表した。ショウデンの販売網を活用し、企業の業務データを保存するストレージ(外部記憶装置)を南部アフリカで拡販する狙い。
米ストレージ販売子会社、日立データシステムズ(カリフォルニア州)が、南アのITサービス会社タクティカルソフトウエアシステムズ(ハウテン州)と共同で買収する。買収額は非公表だが、日立側が50%以上を占める。
日立は南アを世界の注力市場の1つに位置付けている。日立は2000年からショウデンを通じ、ナイジェリアなどサハラ以南の各国でストレージを販売してきた。今後も金融や通信の分野でデータ量が拡大しストレージ需要が伸びるとみられ、買収を決めた。
日立が世界で強みを持つ上位機種に加え、中位機種も拡販する。同社はストレージを巡って先月にも、米ブルーアークの買収を発表していた。
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