富士フイルム、アルツハイマー病治療薬で米研究機関と共同治験

2013/12/4付
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 富士フイルムは4日、世界最大のアルツハイマー型認知症研究機関である米アルツハイマーズ・ディジーズ・コーオペレイティブ・スタディ(ADCS、カリフォルニア州)と、共同で同症候補薬の臨床試験(治験)をすると発表した。ADCSとの治験は国内大手で初。候補薬は既存薬と異なる仕組みで高い効果が期待できるとしており、ADCSのノウハウを生かして早期の製品化を目指す。

 候補薬は日米で安全性を確認する第1相治験を終えており、2014年1月に薬効を詳細に確認する後期第2相治験に入る。日米欧の承認を得た上で、21年までの発売を目指す。

 富士フイルムは病気を引き起こすとみられる2種類のタンパク質の蓄積を抑える新たな仕組みを採用している。ADCSは全米50医療機関とネットワークを持ち、治験参加患者を効率的に集められる。富士フイルムは開発期間やコストを約25%削減可能とみている。

 アルツハイマー型認知症による世界の経済損失は約90兆円とされる。一方で効果の大きな治療薬がなく、新薬もファイザーやイーライ・リリーなど米大手が相次いで開発中止に追い込まれている。富士フイルムは病気の抜本治療を目指し、ピーク時に年間売上高数千億円の大型新薬の製品化を急ぐ。

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