「カップヌードルごはん」全国発売 レンジ調理の即席飯
日清食品、25日から
日清食品は、電子レンジで調理するカップヌードル味の即席ご飯を25日に全国発売する。昨夏に関西で発売したところ、売れ過ぎて一時販売を休止した人気商品で、生産体制を強化して全国展開する。初年度に50億円の売り上げを見込む。

商品名は「カップヌードルごはん」(希望小売価格は税別250円)。中核商品である「カップヌードル」をベースに商品化した。タマゴ、エビなどの具材や味付けのもと、乾燥させたコメの入った容器に水を入れ、レンジで4分半~5分半ほど加熱して食べる。
「カップヌードルのスープで作った炊き込み風ご飯のイメージ」(同社)で、昨年8月に関西限定で発売。味や特徴が分かりやすい点が受け、想定の約2倍の売れ行きで一時販売を休止した。その後もネットオークション上で高値がつくなど人気を集めているという。
このほど静岡工場(静岡県焼津市)に専用ラインを新設し、生産能力を5倍に引き上げた。同社によるとレンジ調理する即席ご飯食品(パック米飯除く)の市場規模は約60億円。レンジ調理を行う消費者は増えており、需要を取り込めると判断した。カップヌードルのブランド力を生かし、新商品も積極投入して2~3年内に100億円の売り上げを目指す。