2019年7月19日(金)

世界の鉄鋼需要鈍る 11年、中国などの刺激策一巡
5.3%増予測

2010/10/4付
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記者会見する世界鉄鋼協会のパオロ・ロッカ会長=右から2人目=(4日、東京都港区)

記者会見する世界鉄鋼協会のパオロ・ロッカ会長=右から2人目=(4日、東京都港区)

世界の鉄鋼需要の拡大が鈍化しつつある。世界鉄鋼協会(ワールドスチール)は4日、2011年の世界の鋼材需要見通しが10年の予想値と比べ5.3%増の13億3970万トンになると発表した。中国や先進国の市場が伸び悩んでいるためで、過去最高の水準を更新するものの、前の年と比べた伸び率は10年の13.1%から大きく低下する。

11年の需要量を地域別にみると、世界最大の中国は前年予想比3.5%増の5億9900万トンになりそう。伸び率は10年の6.7%からほぼ半減する。同協会によると、不動産投資の鈍化や景気刺激策の終了などが響くという。

日本、米国などの先進諸国は10年予想比4.6%増の3億7530万トンの見通し。23.2%増える見込みの10年と比べ、伸び率は大幅に低下する。各国が展開した景気刺激策の一巡も影響し、需要は金融危機前の07年よりも25%少ない水準にとどまりそうだ。

一方、世界3位のインドは13.6%増の6800万トンとなり、8.2%増を見込む10年よりも成長がさらに加速する。

10年の世界の需要量は12億7220万トンで、3年ぶりに増加に転じ、07年の過去最高を更新。新興国の需要回復を受け、4月時点に予想していた8.4%の増加率を13.1%に上方修正した。

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