三菱「MRJ」用エンジン、試験飛行開始

2012/5/3付
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三菱重工業子会社で国産ジェット機「MRJ」を開発する三菱航空機(名古屋市)は3日、MRJに搭載する米プラット・アンド・ホイットニー(P&W)社製新型エンジンの試験飛行をカナダのケベック州で始めたと発表した。MRJの初飛行に合わせて1年強をかけて飛行中の燃費性能や耐久性を確認する。

試験は超大型航空機に特別にエンジンをとりつけて試験する。MRJ用の新型エンジン「PW1217G」は、ギアド・ターボ・ファンエンジンと呼ばれる仕組み。大型のファンを減速させることで、騒音を防いだり燃費性能を向上させたりすることができるという。MRJは新型エンジンの搭載などで、燃費性能がライバル機に比べ2割程度向上するという。

MRJは引き渡しを1年超遅らせる新スケジュールを発表している。新型エンジンの飛行試験開始と合わせて、米国や東南アジアなどへの売り込みを今後強化する。

MRJは親会社の三菱重工業で航空機部品の検査不備があったことなどがあり、初飛行や引き渡しを1年超遅らせた新スケジュールを発表した。MRJの属するリージョナル機と呼ばれる100席未満の小型ジェット機市場は激戦区。カナダのボンバルディア社とブラジルのエンブラエル社が市場を二分しているが、さらに新興勢力としてロシア、中国、日本が参入する構図となっている。

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