7月の百貨店売上高、3社前年割れ 6月からのセール反動減
大手百貨店5社が1日発表した7月の売上高(既存店ベース、速報値)は、大丸松坂屋百貨店、そごう・西武、高島屋の3社が前年実績を下回った。今年は夏のセールが6月に始まっており、7月は衣料品などで反動減が出た形だ。6~7月の合計売上高では全社が前年を上回った。
7月の売上高は、大丸松坂屋が前年同月比0.7%減。高島屋も3.9%減った。大手では唯一同月中旬からセールを始めた三越伊勢丹は1.6%増。3月に改装した伊勢丹新宿本店(東京・新宿)が7%増とけん引した。阪急阪神百貨店は阪急うめだ本店(大阪市)の増床効果で9.7%増えた。
セール期間全体を含んだ6~7月の合計売上高を見ると、5社そろって増収で消費の堅調を裏付けた。高島屋は約1%増、そごう・西武は約2%増だった。
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