古河電工、リチウムイオン電池用銅箔の生産能力3倍に

2011/2/1付
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古河電気工業は1日、電気自動車などに使うリチウムイオン電池用銅箔の月産能力を2013年に現在の3倍の1500トンにすると発表した。台湾に新工場を建設し、栃木県の拠点もライン改造で能力を高める。同電池は電気自動車やハイブリッド車の普及で需要拡大が見込まれている。一連の投資で電池用銅箔の世界シェアで60%を狙い、首位の座を固める。

新工場の月産能力は500トンで、台湾西部の雲林県に69億円を投じて建てる。3月に設立する全額出資子会社を通じて12年9月に稼働させ、13年7月までに徐々に能力を高める。

古河電工は近隣に電子回路基板用の銅箔工場を持ち原料などを一括調達できる。電気代も日本の半分程度といい、車載用にコストを削減するには有利と判断した。中国、韓国などへの輸出や15年以降の設備増強も検討する。

国内では今市工場(栃木県日光市)に1億円弱を投じて余剰設備を改造。12年3月までに月産能力を8割増の1000トンとする。

リチウムイオン電池は小型でも大容量で、電気自動車やパソコン向けの需要拡大が見込まれている。銅箔は電池の主要部材のひとつである負極材に組み込んで使う。厚みは10マイクロ(マイクロは百万分の1)メートル程度で、自動車1台あたり約10キログラム使用される。

古河電工は電池用銅箔の世界シェアが40%強の首位で、自動車用でも80~90%のシェアを持つという。

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