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ドコモの通信障害で指導 総務省、防止策求める

電話がつながりにくくなるなど通信サービスを巡る障害が相次いでいる。25日午前から昼にかけてNTTドコモの携帯電話が都心の一部でつながりにくくなったのに続き、25日深夜から26日未明にかけては東京都の西部地区でKDDI(au)の固定電話や携帯が利用しづらい状態になった。原因は各社で異なるが、度重なる障害は通信サービスへの信頼を揺るがしかねない。

ドコモは障害について26日、「処理能力に対する見積もりの甘さがあった」(岩崎文夫取締役常務執行役員)とした。一連の不具合を受けて役員報酬の一部をカットする。

昨年来、ドコモの通信障害が続いていることから、総務省は26日、ドコモに対して再発防止策の早急なとりまとめと実施経過を報告するように指導した。

ドコモの予想を超えていたのは、スマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)の「アプリ(応用ソフト)」から自動的に生じる信号が膨大になっていることだ。

スマホでは音声回線ではなく、パケット通信で無料通話ができるアプリが増えている。こうしたアプリは実際に操作していなくても、スマホを起動しているだけで3~5分に1回「制御信号」を出す。従来の「iモード」に比べて10倍の頻度だ。しかも一度信号が中継装置に届かないとなると、再送して通信を確立しようとする。

同社は25日未明、「パケット交換機」と呼ぶ中継装置を、スマホ対応の新型に切り替えた。ところが25日はこの信号の処理能力が不足した。午前8時26分から通信量が増えてパケット通信が利用しづらい状況が発生。同日午前9時すぎにJR山手線で車両が緊急停止すると、会社などに連絡する利用者も増え、通信網混雑に拍車がかかった。

ドコモは2月中旬までにすべての中継装置を点検し、制御信号の処理能力を増強する方針だ。

KDDIの障害は携帯電話基地局とも接続している固定回線の伝送設備が故障したためだ。NTTコミュニケーションズのインターネット接続サービス「OCN」でも26日午前、一時海外のサーバーのホームページにアクセスしにくい状態になった。海外のネット網に接続する設備のソフトウエアに不具合があった。

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