2019年7月18日(木)

白物家電、10年ぶりデジタル逆転へ 12年出荷額
高機能志向強まる メーカー・量販、戦略転換

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2012/12/25付
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2012年の国内家電市場でエアコンや冷蔵庫といった白物家電の出荷額がデジタル家電を10年ぶりに逆転する見通しになった。薄型テレビDVDレコーダーなどで急激な価格下落が続く一方、白物家電では消費者の高機能志向が根強い。「理美容家電」など新市場も誕生している。メーカーは白物を稼ぎ頭とする戦略を打ち出し始め、量販店では売り場の見直しが進んでいる。

電子情報技術産業協会(JEITA)が25日に発表したテレビやカーナビゲーションシステムなど民生用電子機器の11月の出荷額は前年同月比36.3%減の1199億円。16カ月連続で前年割れとなった。1~11月までの累計では前年同期比44%減の1兆4345億円。通年では13年ぶりに2兆円割れとなる見通し。

一方、日本電機工業会(JEMA)がまとめた1~11月の白物家電の累計出荷額は同0.8%減の1兆9793億円。1年間を通して白物家電の出荷額がデジタル家電を上回るのはほぼ確実な情勢だ。

■テレビは5割安

薄型テレビやDVDレコーダーは2000年前後に登場、アナログ製品からの買い替えで市場が急拡大した。しかし韓国や台湾、中国などで液晶パネルやテレビ事業に参入する新興メーカーが誕生。世界的に価格競争が激化し、その影響が国内販売にも及んでいる。

11年7月の地上デジタル放送への移行も逆転の一因だ。駆け込みで10年の出荷額は約3兆9千億円とAV機器の出荷額が白物を逆転した02年の約2倍に達したが、反動が出ている。調査会社のGfKジャパン(東京・中野)によると12年1~11月のテレビの平均単価は5万3900円。09年よりも53.4%下がった。

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