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四角形じゃない液晶、開発可能に シャープが新技術

17年度までに実用化

シャープは18日、どんな形にもできる液晶パネルを開発したと発表した。現在は四角形に限られているパネルにカーブをつけたり、穴を開けたりすることもできる。シャープの液晶パネルは高精細・省電力が特徴だが、技術面の優位性が維持できる期間は限られる。形状自在の液晶パネルを2017年度までに実用化して液晶の競争力を高め、再建を加速する。

新型液晶は「フリーフォームディスプレイ(FFD)」と呼ぶ。パネルを囲う外枠の中にある半導体から各画素に信号を送って画面を動かすのが現在の液晶だが、シャープは超小型半導体を開発、これを画面の中に埋め込んだ。外枠は不要で、形を自在に変えられる。

シャープはFFDでまず、自動車業界への本格進出を狙う。さまざまな形の液晶パネルがクルマの内装に使え、特に運転席回りのデザインの自由度が高まるという。すでに欧州、北米、国内の主要約10メーカーと納入に向けた交渉を始めた。欧州では引き合いが強く、「デザインの提案まで話が進んでいる」(方志教和専務)。

腕時計型やメガネ型などウエアラブル端末への採用も目指す。外枠のないテレビやタブレットなどの商品化も可能だ。

FFDの生産は当面、三重県多気町の三重工場のラインを活用する。今後数年で数十億円を投じ、生産ラインを改修する。受注が増えれば、主力の亀山工場(三重県亀山市)で量産する方針だ。価格競争の進む液晶分野に自由なデザインが可能なパネルという新しい市場を創造し、経営再建を軌道に乗せたい考えだ。

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