死者・不明1200人超す 陸前高田など「ほぼ壊滅」

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2011/3/12付
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東日本巨大地震は発生から一夜明けた12日、甚大な被害の状況が明らかになってきた。巨大津波による水没や家屋倒壊で、岩手県陸前高田市や宮城県女川町など東北3県の太平洋沿岸部の都市は軒並み壊滅状態となった。警察庁によると、午後3時現在、岩手や宮城、福島など12都道県で地震や津波による死者519人、行方不明者735人に上っている。死者と行方不明者の合計は1200人を超え、東北・北関東5県の避難者は約21万5600人に上った。

被害が広範囲に及んでいるため、犠牲者数など全容把握にはさらに時間がかかる見通し。政府は自衛隊5万人や警察官の救援部隊を派遣、救助活動や被害の実態把握に全力を挙げている。

仙台空港の周辺では多くの家屋が津波にのみ込まれた(11日午後4時ごろ、宮城県名取市)=共同

仙台空港の周辺では多くの家屋が津波にのみ込まれた(11日午後4時ごろ、宮城県名取市)=共同

総務省消防庁は同日、地震に伴う津波で陸前高田市は「ほぼ壊滅状態」と発表。人口約2万3000人の市街地は建物がほとんど押し流されているが、生存者の人数など詳しい状況は分かっていない。枝野幸男官房長官は同日の記者会見で、岩手県住田、大槌両町と連絡が取れていないことを明らかにした。

消防庁や岩手県警によると、陸前高田市は津波で8割以上が水没し、市内のスーパー屋上などで生存者が救助を待っている。大船渡市では300戸以上が崩壊か流失の被害を受けた。宮城県女川町も街全体が冠水するなど壊滅状態になっている。

ヘリコプターで視察した村井嘉浩・宮城県知事は「想像を絶する被害で、沿岸部は高台以外全滅と思っていい」と話した。南三陸町とは連絡が取れていない。

警察庁によると、県別の死者は福島県で116人、岩手県で228人、宮城県137人など。太平洋沿岸の仙台市若林区荒浜で見つかった200~300人の遺体は水が引いていないため状況の確認が遅れている。

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