2019年5月25日(土)

米国株、ダウ続伸72ドル高 2年11カ月ぶり高値、好決算相次ぎ

2011/4/29付
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【NQNニューヨーク=川内資子】28日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3日続伸し、前日比72ドル35セント(0.6%)高の1万2763ドル31セントと2008年5月20日以来、2年11カ月ぶりの高値で終えた。良好な企業業績を手掛かりとした買いが優勢となった。

ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は7日続伸し、同2.65ポイント(0.1%)高の2872.53と00年12月12日以来の高値で終えた。

前日夕に半導体大手ザイリンクスが市場予想を上回る四半期決算と売上高見通しを発表し、28日は化学大手ダウ・ケミカルや製薬大手ブリストル・マイヤーズスクイブなどが予想以上の決算を発表した。米企業の業績は総じて良好との見方が改めて強まった。

朝方発表の1~3月期の実質国内総生産(GDP、速報値)は前期比年率1.8%増と、2010年10~12月期(3.1%増)から大幅に減速。週間の新規失業保険申請件数は市場予想に反して増加した。米景気回復は非常に緩やかなペースにとどまるとの見方が浮上し、売りが優勢となる場面もあった。

業種別S&P500種株価指数では全10業種のうち「金融」「消費安定」など8業種が上昇。一方、「エネルギー」と「IT(情報技術)」が下落した。ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約9億6000万株(速報値)、ナスダック市場(同)は約19億8000万株だった。

1株当たりの損失が市場予想より小さかった通信大手スプリント・ネクステルが大幅高。決算が市場予想に届かなかった日用品大手プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)は朝安後、上げに転じた。電力・ガス会社のコンステレーション・エナジーを買収することで合意したと発表した電力大手エクセロンも上昇した。

アナリストによる目標株価引き上げが伝わった航空機大手ボーイングは3%上昇し、ダウ平均構成銘柄で上昇率首位。東芝の子会社が買収すると発表した医療画像を手掛ける米バイタル・イメージズは急伸した。

一方、大幅増益決算を発表した石油大手エクソンモービルには利益確定売りが優勢となった。前日夕に決算と同時に発表した利益見通しが市場予想を下回ったコーヒーチェーン大手スターバックスも下落した。

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