米国株、続伸 ダウ88ドル高、ウクライナ懸念が後退 IT高い
【NQNニューヨーク=川内資子】18日の米株式相場は続伸し、ダウ工業株30種平均は前日比88ドル97セント(0.5%)高の1万6336ドル19セントで終えた。ロシアのプーチン大統領がウクライナについて一段の介入に慎重な姿勢を示したとの見方が広がり、投資家心理が改善した。IT(情報技術)関連を中心に幅広い銘柄に買いが入った。
プーチン大統領は18日、ウクライナ南部クリミア自治共和国をロシアへ編入する条約に調印した。一方、ウクライナの分割を望まないとの姿勢も示した。ロシアがクリミア以外のウクライナ領土にも介入するとの懸念が薄れ、欧米とロシアの間の緊張の高まりに歯止めが掛かるとの期待が浮上。運用リスクを取る動きにつながった。
朝方発表の2月の米住宅着工件数は前月比で大きく減らず、先行指標とされる許可件数は増加した。米景気が勢いを保っているとして買いを促した面もあった。
ナスダック総合株価指数は前日比53.364ポイント(1.2%)高の4333.313で終えた。
業種別S&P500種株価指数は全10種のうち「公益」を除く9業種が上昇。「IT」や「ヘルスケア」などの上げが目立った。ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約5億9000万株(速報値)、ナスダック市場(同)は約19億2000万株だった。
証券会社が投資判断を引き上げたIT(情報技術)のヒューレット・パッカード(HP)が大幅高。マイクロソフトの値上がりも目立った。アップルの多機能携帯端末「iPad(アイパッド)」向けに統合業務ソフトを発表するとの報道が手掛かり。レナーなど住宅関連株に上昇する銘柄が多かった。
一方、一部事業の分離を発表したレンタカーのハーツ・グローバル・ホールディングスは下落。ゲームソフト販売を手掛けるゲームストップが大幅安となった。小売世界最大手のウォルマート・ストアーズが中古ゲームを買い取って再販売する事業を始めると発表し、競争が激化するとして売りが出た。







