2019年1月20日(日)

米国株、ダウ244ドル高でリーマン後高値更新 ナスダックも高い

2012/9/7付
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【NQNニューヨーク=横内理恵】6日の米株式市場でダウ工業株30種平均が大幅続伸し、リーマン・ショック後の高値を更新した。終値は前日比244ドル52セント(1.9%)高の1万3292ドル00セントで、2007年12月28日以来約4年8カ月ぶりの高水準。欧州中央銀行(ECB)がこの日の理事会で南欧国債の無制限買い取りの枠組みで大筋合意したのを受け、南欧諸国の信用不安が落ち着くとの期待が広がった。米景気指標の改善もあり、金融株や素材株を中心に買いが入った。

ダウ平均は5月1日に付けた直近高値の1万3279ドルを上回った。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は大幅反発し前日比66.54ポイント(2.2%)高の3135.81で終え、2000年11月15日以来11年10カ月ぶりの高値。S&P500種株価指数は同28.68ポイント高い1432.12と、08年1月3日以来の高水準だった。

ECBのドラギ総裁が理事会後の記者会見で国債買い取り策の詳細を発表した。内容は市場予想の範囲内だったが、欧州債務危機への対処が進んだと受け止められ、投資家が運用リスクを取りやすくなった。欧州金融市場が正常化すれば収益改善につながるとの見方からスペインの大手銀のBBVAやサンタンデール銀行が大幅上昇。バンク・オブ・アメリカやJPモルガン・チェースなど米金融株もつれ高した。

8月の「ADP全米雇用リポート」で非農業部門の雇用者数(政府部門除く)が大幅に拡大し、週間の米新規失業保険申請件数は市場予想以上に減った。8月の米サプライマネジメント協会(ISM)非製造業景況感指数も予想に反して改善するなど、米景気の底堅さを示す指標が相次いだことも買いを誘った。

ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約7億4000万株(速報)、ナスダック市場は約18億7000万株(同)。業種別S&P500種株価指数(全10業種)は「素材」や「金融」、「IT(情報技術)」など全10業種が上昇した。

新型のタブレット(多機能携帯端末)「キンドル・ファイアHD」を発表したインターネット小売り大手アマゾン・ドット・コムが実質的な上場来高値を更新。ダウ平均構成銘柄は全30銘柄が上昇し、金融株以外ではシスコシステムズやゼネラル・エレクトリック(GE)などの上げが目立った。

一方、四半期決算が黒字になったものの、利益確定売りが出た住宅建設大手のホブナニアン・エンタープライゼズが下げた。

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