NY株、400ドル幅で乱高下 終値は60ドル高

2011/8/6 6:15
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【NQNニューヨーク=横内理恵】5日の米株式市場ではダウ工業株30種平均が反発し、前日比60ドル93セント(0.5%)高の1万1444ドル61セントで終えた。7月の米雇用統計の改善やユーロ圏の財政不安が和らぐとの期待から買いが入った。半面、大幅に下落する場面もあるなど相場は乱高下した。

 この日の値幅は416ドルだった。朝方発表された7月の米雇用統計では非農業部門の雇用者数が前月比11万7000人増と市場予想以上に増え、失業率も9.1%に低下した。雇用情勢が懸念していたほど悪くはないとの見方などから株式市場では買いが先行。ダウ平均は170ドルあまり上げる場面があった。

 買い一巡後は売りが膨らみ、ダウ平均は午前中に下げ幅を240ドルあまりに広げる場面があった。相場の下げが続いたうえ前日の急落で市場心理が悪化しており、損失限定目的の売りや持ち高を手じまうための売りが続いた。財政問題を抱えるイタリアやスペインを取り巻く不透明感を手掛かりに欧州株式市場で売りが膨らみ、米株に下げが波及した面もあった。

 昼ごろになると再び買いが優勢になった。イタリアが財政再建を加速するとの報道に加え、欧州中央銀行(ECB)がイタリア国債を購入することを検討していると伝わった。ユーロ圏の財政不安が和らぐとの期待でダウ平均は上げに転じた。

 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は続落し、同23.98ポイント(0.9%)安の2532.41と、2010年11月30日以来、8カ月ぶりの安値で終えた。S&P500種株価指数も小幅続落。終値は1199.38と10年11月30日以来の安値となった。

 ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約22億5000万株(速報)、ナスダック市場は約36億9000万株(同)と、ともに大きく膨らんだ。業種別S&P500種株価指数(全10業種)では、「生活必需品」や「公益事業」など6業種が上昇。「金融」など4業種が下げた。

 朝方発表した四半期決算で特別項目を除く1株利益が市場予想を上回った日用品大手のプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)が上昇。前日夕に発表した決算が大幅な増収増益だったインターネット旅行会社プライスライン・ドット・コムも大幅高だった。

 一方、前日の取引終了後に金融商品の販売に絡んだ訴訟費用が従来予想を上回るとの見通しを示した、米銀大手バンク・オブ・アメリカが前日に続き急落。米景気減速や欧州財政問題を受けた金融市場の混乱などが業績の重荷になるとの見方も根強く、JPモルガン・チェースやシティグループも軟調だった。

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