2019年7月23日(火)

米国株、ダウ続落185ドル安 4カ月半ぶり安値 財政の崖を警戒

2012/11/15付
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【NQNニューヨーク=大石祥代】14日の米株式市場でダウ工業株30種平均は大幅に3日続落した。終値は前日比185ドル23セント(1.5%)安の1万2570ドル95セントで、6月26日以来約4カ月半ぶりの安値。大規模な財政引き締めにつながる「財政の崖」の回避に向けた与野党協議が難航するとの警戒感が強かった。景気動向に収益が左右されやすい機械株や金融株を中心に売りが膨らんだ。

財政の崖を巡っては、「オバマ大統領が16日の議会指導部との協議で、今後10年間で1兆6000億ドルの税収増を提案する見通し」と米紙が報じた。昨年夏に大統領が政権野党の共和党と協議していた額の2倍という。オバマ大統領は14日午後の記者会見でも富裕層向け減税の打ち切りに意欲を示しており、同減税の全面延長を主張する共和党との歩み寄りは容易でないとの見方が広がった。

イスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザ市中心部への攻撃など、中東情勢の悪化も投資家心理を冷やした。

米連邦準備理事会(FRB)が午後に発表した10月開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨への相場の反応は限られた。

ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も3日続落。前日比37.08ポイント(1.3%)安の2846.81と6月25日以来、約4カ月半ぶりの安値で終えた。

業種別S&P500種株価指数は全10業種が下落。「資本財・サービス」「金融」「素材」などの下げが目立った。ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約8億3000万株(速報値)、ナスダック市場は約20億5000万株(同)だった。

米銀大手のバンク・オブ・アメリカや、ゼネラル・エレクトリック(GE)、ホームセンターのホーム・デポの下落が目立った。身売りや資産売却の可能性を否定したと前日に伝わった半導体の米アドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)が大幅安。

一方、前日夕に増収増益決算を発表したシスコシステムズは約5%高。ダウ平均構成銘柄で唯一の上昇だった。

交流サイト(SNS)最大手のフェイスブックは急伸。従業員などの既存株主による保有株売却を制限する「ロックアップ」が解除され、8億株超の売却が可能になったが、需給面の悪材料がひとまず出尽くしたとの見方から買いが入った。増益決算を発表した米カジュアル衣料のアバクロンビー・アンド・フィッチも大幅に上昇した。

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