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米国株、ダウ反発135ドル高 欧州懸念が後退、中国関連株高い

【NQNニューヨーク=滝口朋史】21日の米株式市場でダウ工業株30種平均は7営業日ぶりに反発し、前週末比135ドル10セント(1.1%)高の1万2504ドル48セントで終えた。ギリシャ債務問題への警戒感がやや和らぎ、欧州株式相場が総じて上昇。中国政府が景気下支えに動くとの期待も投資家心理の改善に寄与した。

主要8カ国(G8)は前週末の首脳会議で、ギリシャに単一通貨ユーロからの離脱をとどまるよう促した。資金支援の条件である緊縮財政を支持する勢力の支持率がギリシャで盛り返し、買い安心感を誘った面もあった。

中国の温家宝首相は18~20日にかけての情勢座談会で「安定成長を一段と重要な位置に据える」と発言した。緩和的な金融政策で景気を下支えするとの期待が浮上。中国での売上高比率が高い建機のキャタピラーなどに買いが入り、ダウ平均を押し上げた。

ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は6営業日ぶりに大幅に反発し、前週末比68.42ポイント(2.5%)高の2847.21で終えた。株価指数への影響が大きいアップルが6%上昇し、インターネット検索のグーグルやネット小売り最大手のアマゾン・ドット・コムなど主力株の一角が上げた。

一方、上場2日目の交流サイト(SNS)世界最大手、米フェイスブックは11%安で終えた。一時は33ドルと公募・売り出し(公開)価格の38ドルを約13%下回った。

業種別S&P500種株価指数は、「素材」や「IT(情報技術)」など景気に収益が左右されやすい業種を中心に9業種が上昇。「電気通信サービス」は下げた。売買高はニューヨーク証券取引所(NYSE)が約8億株(速報値)、ナスダック市場が約18億株(同)だった。

航空機製造のボーイングがダウ平均を構成する銘柄で上昇率首位。非鉄のアルコアやITのヒューレット・パッカード(HP)なども上昇した。産業用機器メーカーのイートンが買収すると発表した電機のクーパー・インダストリーは25%高と急伸した。保有する中国の電子商取引大手アリババ・グループの株式を一部同社に売却すると発表したヤフーも小幅高で終えた。

一方、今期の利益見通しを下方修正したホームセンターのロウズが急落。減益決算を発表した食品のキャンベル・スープも下げた。自社株買いの停止を明らかにした大手銀のJPモルガン・チェースも下げた。

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