米国株、大幅続落 ダウ353ドル安、下げ幅が今年最大 商い膨らむ

2013/6/21付
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【NQNニューヨーク=古江敦子】20日の米株式相場は大幅続落し、ダウ工業株30種平均は前日比353ドル87セント(2.3%)安の1万4758ドル32セントで終えた。1万5000ドルの節目を約1週間ぶりに下回り、5月1日以来、1カ月半ぶりの安値をつけた。下げ幅は今年最大で、2011年11月9日以来の大きさだった。米国の量的金融緩和が早期に縮小するとの見方が強まり、実現した場合に資金流入が細るとして売りが広がった。

NY株が大幅続落、下げ幅は今年最大となった 専門家の市況解説

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アジアや欧州の株式相場が下落し、商品相場も大きく下げた。投資家心理が冷えて運用リスクを回避する雰囲気が強まり、米株式相場の下げに拍車を掛けた面もあった。

6月のHSBC中国製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値が、2カ月連続で好不況を判断する目安となる「50」を下回った。世界経済をけん引する中国景気が減速しているとの懸念が浮上し、心理的な重荷となった。

ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は前日比78.57ポイント(2.3%)安の3364.63と、5月2日以来の安値をつけた。多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数は40.74ポイント(2.5%)安の1588.19と、節目の1600ドルを下回って終えた。

業種別S&P500種株価指数は全10業種が下げた。「生活必需品」や「公益事業」の値下がりが目立った。売買高はニューヨーク証券取引所(NYSE)が約10億6000万株(速報値)と、最近では高水準。ナスダック市場は約19億9000万株(同)だった。

娯楽・映画のウォルト・ディズニーや、半導体のインテルが下落。ダウ平均を構成する全30銘柄が下げた。

金相場の急落を受け、ニューモント・マイニングなど金鉱株の下げも目立った。レナーなど住宅関連株が軒並み下落した。米長期金利が急上昇。住宅ローン金利の上昇による悪影響を警戒する売りが広がった。

一方、通信機器のメーカーのフィニサーが大幅高。発表した決算が大幅減益ながら市場予想比では健闘し、見直し買いが入った。

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